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道端の風景

志木駅から大学に向かう道程の途中に、一軒の鍵屋さんがひっそりと店を構えております。古くからそこに建っているのでしょうか、どっしりとした風格を纏い、どこか心惹かれるものがございます。
…しかし最近その鍵屋さんが新たな品物の作成を請け負い出したようで、僕はたいそう驚いたわけなのですが、それは……、


「イモビライザ」!!


…ところで皆さんは、「イモビライザ」についてご存じですか?

最近にわかに知名度を増しはじめた、埼玉県川越市のご当地ヒーロー「小江戸戦隊いもレンジャー」が変身するときに使用するのがこのアイテム。
世紀の大天才・倉造博士が発明したイモビライザ、普段はさつまいもにしか見えません。しかしその中には変身のためのさまざまなテクノロジーが詰め込まれており、川越を深く愛する心を持って
「チェンジ!いもレンジャー!!」
と叫ぶとまばゆいばかりの光が身体を包み込み、次の瞬間にはいもレンジャースーツを装着している…という優れ物だそうです。

…おっと、小江戸戦隊いもレンジャーについてご存じない方のためにさらっと説明させていただきます。
川越市在住の、川越を深く愛する心を持った若者たちからなる5人組のヒーロー、それがいもレンジャーです。
平時は川越の文化のために各々尽力する、ごく普通の川越を深く愛する心を持った若者たち……しかし、ひとたび怪人が現れると、イモビライザの力で変身し川越を守るために戦います!

怪人たちはタイムマシンを使って過去へと移動し、川越を恐怖のどん底に陥れるために暗躍を繰り返しています。
そこで登場するのが、川越は倉造りの街のシンボル「時の鐘」!博士は大胆にも時の鐘を改造し、ヒーローたちのためのタイムマシンを作り上げたのです。いもレンジャーは過去へと飛び立ち、悪の怪人たちの野望を打ち砕くのだ!!
……といった粗筋。


さてこの作品、ご当地モノとは思えないほどのクオリティの特撮と史実に基づいた妙に深みのあるストーリーが見所だそうです。
実際、ハツカリロボの合体シーンの迫力には息を飲まざるを得ませんでした。また、関東一円を飢饉に陥れるほどの力を持った"ハラペコマン"から川越を守るため、アオキ先生(モデルは勿論、かの有名な青木昆陽)と協力して広大なさつまいも畑を作った第4話や、寛政期の江戸の大火事の原因になった(という設定の)"クロコゲマン"の猛威に対抗するため当時の大工たちと力を合わせて倉造りの家を建てた第7話など、どの回も非常に魅力的です。
(公式サイトの通販ページでDVDを注文できるそうなので、ぜひとも御覧ください)



……えー、ここまで説明してきて既にお判りの方もございましょうが、以上の説明は一から十まで完全なる嘘でございます。小江戸戦隊いもレンジャーなどというヒーローは実在しません。すべては「イモビライザ」という単語の語感から思い付いた妄言です。


妄想が長くなりすぎて失礼いたしましたね。そんなこんなでWARBLER、明日は小屋入り前最後の稽古でございます。張り切ってゆきましょう!!


吉田(準のほう)がお送りいたしました。それでは!
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